JOURNAL

「Kalocsa」の刺繍

2022年のクリスマスギフトは、メレンゲの焼き菓子「ロッシェ」を、ハンガリーの伝統的な刺繍「Kalocsa(カロチャ)」を施した刺繍袋とともにお届けします。

ハンガリーは東欧の内陸国で、小麦、トウモロコシ、ワイン等の食料を輸出する、農業が盛んな国です。
農業ができない冬の季節の手仕事として、刺繍の文化が育まれました。

刺繍はエプロンやテーブルクロス、枕やベッドカバーなどに施され、家族や友人といった大切な人との空間に彩りを添えるものとして、人々の生活に溶け込んでいます。
なかでも、カロチャ刺繍はハンガリーを代表する刺繍の一つで、鮮やかな色合いと温かく素朴な手仕事の風合いが魅力です。

刺繍袋は、ハンガリーに3年間滞在し、現地の先生から刺繍を学んだ刺繍作家さんに製作していただきました。使用した糸は、現地の職人さんが実際に使っているものを分けてもらい、持ち帰ったものです。
製作にあたっては、今年の夏ごろから、打ち合わせを重ねてきました。

作家さんにカロチャ刺繍の魅力を尋ねると、糸の発色や色の掛け合わせ、ふっくらとした立体感など、心ときめく要素が、たくさんあることだそうです。
今回も、ひと針刺すたびに、花が色づき、咲いていく様子を見ることが、製作していて、とても楽しかったと話されていました。

クリスマスギフトには、カロチャ刺繍柄のメッセージカードも同封させていただきます。
彩色しておりませんので、ぜひ、思い思いの色を塗って花を咲かせ、オリジナルのメッセージカードとしてお使いください。

クリスマス、年末の、大切な方と過ごされる時間が、温もりと彩りある時間となりますように。

黒いちじくのコンフィチュール

川島町産の黒いちじくでコンフィチュールを作りました。

国産の黒いちじくは、黒いダイヤモンドともいわれる希少な品種です。

2日間かけて、素材そのものの上品な甘味や香り、ぷちぷちとした食感が味わえるように、果肉の形が残るように、仕上げました。

パンやヨーグルトはもちろん、これからの時季には、チーズやクラッカーとの相性もよく、ワインとともに食べるのもおすすめです。

「恋しぐれ」のキャロットケーキ

猛暑といわれる今年の夏にお届けするのは、鮮やかなオレンジ色と優しい甘さが特徴の「恋しぐれ」という品種の人参を使ったキャロットケーキです。

夏休みの時期に合わせて、おやつにも朝食にもなるような野菜を使ったお菓子を作りたいと考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのがキャロットケーキでした。

農家の方に、人参の収穫時期を夏に合わせて栽培していただけないか相談したところ、石黒洋菓子研究所専用の区間を設け、土壌や肥料にこだわった「恋しぐれ」を育てていただけることになりました。

大切に育てられた「恋しぐれ」のキャロットケーキは、ひと口頬張ると、人参の自然な甘味とキャトルエピスのスパイシーな香りが広がり、くるみのザクザク感と小豆の甘塩っぱさが、食感と味のアクセントになっています。

夏休みの、おやつの時間に、いつもより少しのんびりできる朝食に、お楽しみください。

父の日ギフト2022

今年の父の日ギフトは、甘いものが少し苦手な方でも召し上がっていただける、ちょっと大人なパウンドケーキをお届けします。

フランス産カマンベールチーズとクリームチーズの2種類のチーズを使ったケーキに、我が家で採れたあんずのコンフィチュールをまとわせ、ローストしたスペイン産アーモンドを散りばめました。

香りもさることながら、口の中に広がるチーズの味わい、そこに加わるあんずの甘酸っぱさ、アーモンドの香ばしさと食感。

ティータイムにもおすすめですが、心地よい風が感じられる日には、冷えた白ワインと合わせていただくこともおすすめです。

母の日ギフト2022

新緑が眩しい季節に作りたいと考えていた「抹茶と小豆のケーキ」をご用意します。

宇治抹茶の緑鮮やかな生地に、フランス産ホワイトチョコレートを加え、最後に北海道産の小豆を散りばめたしっとりとしたケーキ。

風薫る季節にぴったりな焼き菓子です。

母の日の贈り物に、ゴールデンウィーク中のティータイムのお供に、お楽しみください。